埼玉県社会保険労務士会
会長 澤田 裕二
埼玉県社会保険労務士会ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
私たち社会保険労務士は、我が国の労働社会諸法令に基づき、社会保障制度の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資することを目的に昭和43年に法律で制定された国家資格者であります。
埼玉県社会保険労務士会は、社会保険労務士法に基づき設立され、現在約1,950名が当会会員として登録しております。社会保険労務士の業務は、募集採用から退社に至るまでの間に発生する労働保険、医療保険、年金などの申請手続きや労働基準法や労働安全衛生法に代表される労働関係諸法令の順守などの相談指導を行っています。
埼玉県社会保険労務士会としては、社会貢献活動として、県内3ヶ所で街角の年金相談センター(オフィス)の運営を行っており、複雑な年金制度について、対面形式でゆっくりとご相談いただける体制をとっております。更には、高等学校等に出向き出前講座を開き、社会へ出る前の生徒さん達に、労働社会諸法令の解説を行いながら、同時に、働くことの意義や命の大切さを説き、生きることの素晴らしさを伝えています。
埼玉県社会保険労務士会内部には、総合労働相談所・年金相談センターを開設し、相談に応じていますし、万が一、労働問題であっせん手続きが必要な時には、法務省認定のADR機関(裁判外紛争解決機関)である社労士会労働紛争解決センター埼玉を設置しておりますので、解決の道を作っていくお手伝いも可能であります。また、社会的課題となっている成年後見についても一般社団法人社労士会成年後見センター埼玉を設立しておりますので、国民の皆様のお役に立つことも可能であります。
「働き方改革」におきましては、その重点施策である長時間労働の削減や同一労働同一賃金についても我々社会保険労務士の業務分野であり、力を発揮していかなければならないと認識しておりますが、その時に必要なことは、職場環境の見直しを経営者と従業員が一緒に行い、心を通わせ、それぞれの企業に合った「働き方改革」を行っていくことが肝要であると考えます。多様な働き方が求められ、人を大切にし、人間らしく働くことの出来る職場作りのお手伝いをしていきたいと考えております。
このホームページは、我々社会保険労務士業務を広く発信し、我々が企業にとっても、そばで働く方々にとっても一番身近な法律専門職であり、「いつも、そばにいて頼りになる法律専門家」と知っていただくためのものであります。我々は、一社に一人社労士がいる時代を目指しています。是非、ご活用いただけましたら幸いです。